「花粉くらい、洗えばいいんじゃないの?」

毎年この季節になると、そんなお声をよく聞きます。でも正直に申し上げると、花粉はただの「汚れ」ではありません。放置すると、ボディに取り返しのつかないダメージを残すことがあるんです。

花粉が「弱酸性の液体」に変わる瞬間

花粉が車のボディに降り積もった状態で雨が降ると、花粉の中に含まれるペクチンという物質が水分と反応して溶け出します。これが弱酸性の液体となり、塗装面に染み込んでいくんです。

乾燥すると白く残り、さらに熱(夏の炎天下など)が加わると塗装に焼き付いてしまいます。これが「花粉シミ」と呼ばれるもので、一度固着すると洗車だけでは落とせなくなります。磨きの工程が必要になり、コストも手間もかかってしまいます。

コーティングが花粉に強い理由

コーティングを施工した車は、塗装面の上にガラス皮膜や樹脂皮膜の「バリア」が存在しています。花粉由来の酸性成分がダイレクトに塗装へ届くのを防ぎ、仮に付着しても水で流れやすくなっています。

大切なのは「コーティングしているから安心」と油断しないこと。コーティング車であっても、花粉が大量に積もった状態で放置するのは避けていただきたいのです。

正しい花粉の落とし方

コーティングの有無にかかわらず、花粉が付着したときは以下の手順で対処してください。

1. から拭きは厳禁。
乾いたタオルで拭くと、花粉の粒子が塗装を引っかきます。洗車キズの原因になります。

2. 水でたっぷり流す。
ホースやシャワーで水を大量にかけ、花粉を浮かせてから洗い流します。

3. やわらかいスポンジで優しく。
強くこすらず、泡で包んで撫でるように洗います。

今が施工のベストタイミング

コーティング未施工の方は、春の今が施工の絶好のタイミングです。花粉・黄砂・紫外線と、これから車にとって過酷な季節が続きます。土台となる塗装が傷む前に、しっかり守っておきましょう。

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